今読んでいる本
今日は最近読んでいる本の話でも。
近年はインターネットや情報端末が普及し、画面の中の文字には触れているけれど紙の本はあまり読まないなあ…という人も多いのではないでしょうか。
かく言う私も紙の本はあまり読まないのですが、最近たまたま近所でやっていた古本市で何冊か目についた本を買って読んでいます。
今読んでいる本は堀越豊裕さんという新聞記者の『日航機123便墜落 最後の証言』という本です。日航123便の墜落事故とは、お盆の時期に満員のジャンボ機が御巣鷹の尾根に墜落し、500名以上が犠牲になった事故です。原因は圧力隔壁という鉄板に亀裂が入ったこととされています。この本ではその事故を調査した日米の事故調査チームのメンバー、メーカーのボーイング社の関係者や遺族の方など、事故に関わる様々な人の取材記録、証言で構成されています。
読み進めていくうちに浮き上がってくるのは日米の文化の違いです。日本では意図せず起きたヒューマンエラーが原因で犠牲者が出てしまったとき、ヒューマンエラーを起こした人は刑事罰を受けることになりますが、アメリカの航空事故ではそうではありません。作業員の過失で意図せず起きた事故だと刑事罰を受けることはないのです。これは「人はミスをするものだし、罰するより再発防止に務めた方がいい」という考え方に基づいているようです。
この日米の考え方、どちらが良いのか、正解はないと思いますが色々と示唆に富んでいるような気がします。
と、ここまで長々と書いてきましたが、実はまだ半分くらいしか読めていません。帰ったら続きを読むぞ。
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