お米の話

今日、7月23日はお米にまつわる“ある日”なのですが、皆さんはご存じでしょうか。

正解は、「米騒動の日」。いまから101年前の1918年7月22日~23日にかけて富山県の魚津で米騒動が起きたことに由来します。第1次大戦後の好景気、米の消費量の増加、農家の人材流出など色々な要因が連鎖し、1918年の1~7月で米の値段が倍になり、7月末のこの時期に民衆が蜂起したというのが事の発端のようです。ちなみに、この米騒動がきっかけで当時の山縣内閣は総辞職、日本初の本格的な政党内閣である原内閣が誕生したことから、日本の政治史を語る上でも何かと外せない騒動だったりもします。

そんな“お米”ですが、今年はどうなるでしょうね。7月は俗に“平成の米騒動”とも言われ、タイからお米を大量に緊急輸入した1993年以来の日照不足だそうで。気象庁の1カ月予報を見る限り、ちょっと冷夏気味とのことで、少し心配ではありますね。去年の猛暑と比べると、涼しいのは喜ばしいことかもしれませんが、美味しい農作物が食べられなくなるのは困ったもので。彼方を立てれば此方が立たず。

101年前の苦労を考えると「お米が無ければパンを食べれば・・・」と軽々しく言えないなあ、なんて思ってしまいます。

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